【あ 行】
<ア・カペラ> 無伴奏。伴奏なしで歌ったり合唱したりすること。
<アクセント> 強勢部。1拍目が強請部で他が弱勢部なら、1拍目にアクセントを置く、などという。
<アップテンポ> テンポが速いこと。スローテンポはその逆。
<アルト> 女声の低音域を指す。
<イントロ> イントロダクションの略。序奏部。歌の導入部。
<移調> ある楽曲で用いられている調を他の調に移すこと。カラオケのキーチェンジャーを使ってキー(調)を上げ下げするのがこれに当たる。
<裏声> 邦楽の発声で昔から使われているが、西洋で言うところのファルセットに当たる。 自然な状態では出せず、技巧を用いて高い声を出す。
<エイトビート> 4分の4拍子で、1小節を8等分した8分音符が基本となるリズムのこと。
<音程> 二つの音の高さがどのくらい隔たっているかをいう。
<音階> 音を階段的に(高さの順に)配列したもの。
【か 行】
<カウンターテナー> 男声の高音域を指す。去勢せず、成人男性が女声の音域をファルセットなどを使って歌うこと。
<間奏> オペラなどで幕間に演奏される曲をいうが、歌謡曲などでは歌い終わった1番から2番までの間に奏される部分等を指す。
<キー> 調のこと。あの楽曲はハ長調である、という場合の調で、調整を持った楽曲で使われる。
<休符> 楽譜の一記号。音が休む長さを示す記号。
<コード> 和音のこと。高さと音名が異なる2つ以上の音が同時に鳴る時の音。
<五音音階> 1オクターヴ中から選ばれた5つの音による音階。例えば演歌では四七抜き長音階、四七抜き短音階といった、音階の4番目、7番目を抜いた音階が使われることが多い。
【さ 行】
<サビ> 楽曲の中で最も盛り上がる部分。時代や趣向により、楽曲の終わり頃、真ん中等、サビの場所には違いがある。
<シンコペーション> 同じ高さの音が続く時、通常なら弱勢部に当たる音を臨時に強勢部に変える方法。
<シャウト> 和訳の「叫ぶ」の通り、主に歌が高音になった時、叫ぶような唱法をとること。
<小節> 楽譜の一記号。例えば4分の4拍子なら4分音符を1小節に4つ入れるというように、拍子のある曲なら定められた拍子に合わせて五線譜を縦線で区切っている。その区切った区分それぞれをいう。
<スキャット> 歌唱法の一つ。意味を持たない言葉やフレーズを歌う。
<スコア> 総譜という。合奏などで、各パート全てが一つの楽譜にまとめて書かれたもの。
<スタッカート> 奏法の一つ。その音符が持つ長さのおよそ半分の長さで奏するなど、音を短く奏するよう要求する符号が音符に付される。
<声域> 自分が発声できる低い声から高い声までの、声の範囲のこと。
<全音> 鍵盤でいうと、例えば隣り合う白鍵の間に黒鍵が置かれていれば、その黒鍵を挟んだ白鍵二つの音高は半音の倍あり、全音(または全音程)という。
<旋律> Melody(メロディー)のこと。高低差や長短の違いを持つ音が、リズムを伴って続く場合をいう。
<ソプラノ> 女声の高音域を指す。
【た 行】
<短調> 短音階を用いた調のこと。
<地声> 普段の会話で用いられるような、自然に出す声。
<長調> 長音階を用いた調のこと。
<テノール> 男声の音域の一つ。バス、バリトンより高く、女声のアルトより低い音域である。
<転調> ある曲の中で、別の長調や短調に転ずることをいう。移調とは異なり、楽曲の根本的な構造に変化をもたらす。
【な 行】
<ノリ> 歌の場合で言えば、伴奏のリズムに対する反応の良し悪しをいう。
【は 行】
<ハーモニー> 和声のこと。満足感をもたらす二つ以上の音の響き。
<ハスキー> しわがれた声のこと。ハスキーヴォイス。
<ハミング> 口は開けず、声を鼻に抜いて歌う。
<半音> 鍵盤を例に挙げると、隣り合う鍵の音程をいう。
<バージョン> 版の意味。原曲をアレンジすれば「アレンジ版」として、この語が使われる。
<バス> 男声の低音域を指す。合唱などの場合は、最も低いパートを受け持つ。
<バラード> クラシックの器楽曲や歌曲等で使われる形式の一つ。現代ではジャズをはじめとした様々なジャンルで使われている。およそどのジャンルも比較的ゆるやかなテンポで、哀調を帯びた旋律や愛をテーマとした歌詞が多い。
<バリトン> 男声の低音域を指す。バスの次に低い音域である。
<拍子> 音の強弱がある一定の時間、規則正しくあらわれること。
<フレーズ> 楽曲中の、区切りやすい旋律のまとまりを指す。
<ファルセット> 仮声、裏声。高音域に適した発声法。
<不協和音> 聴くと不満足感を覚える和音の種類。
<変奏> ある主題に基づき楽曲を変化させること。
<ポーズ> 休符のこと。音を出さない(休ませる)記号。
【ま 行】
<メゾ・ソプラノ> 女声の高音域を指す。アルトとソプラノの中間音域。
<メドレー> 異なる楽曲同士を途中部分などで繋ぐアレンジをし、空白部を作ることなくまとめる形式のこと。
【や 行】
<ユニゾン> 斉唱のこと。同じ旋律(1オクターヴ違いも可)を複数の人が一緒に歌うこと。
【ら 行】
<ラップ> 主にヒップホップで用いられる。旋律よりリズム感で進行させる歌唱法。
<リズム> 音の進行に伴う調子。
<リフレイン> 同じフレーズを繰り返すこと。
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